2014年8月12日から17日にかけて開催されたバリ島トランバンツアー。参加人数は7名と海外ツアーとしては異例の規模となりました。移動が非常に長かったため、ダイビング自体は中3日間の合計12本となりました。
2014年08月12日

トランバンビッグツアーの初日。
今回のツアーではお盆というハイシーズンでコストを重視したため、乗り継ぎや待ち時間が長くこの日は予定通りセントレア~成田~ジャカルタまでの移動のみで一日が終わった。
この日の総括としては、聞いてはいたけど本当にインドネシアの入国手続きは時間がかかる…。
2014年08月13日

空港のベンチで一晩過ごし、早朝からジャカルタ~デンパサールまでガルーダ航空で移動し、10:00頃にはデンパサール国際空港へ到着。
荷物をピックアップすると、スーツケースの取っ手が破損しているというアクシデント。しかも二つとも…。
やってくれるな、ガルーダ…っ!
取っ手がすっかりなくなってしまい、運びにくくなったスーツケースとともに、ダイビング班と観光班にわかれ、僕らダイビング班はすぐに宿泊地のトランバンを目指してガイドのスタ氏と車で移動。
トランバンはバリの中でも結構僻地にあるため、デンパサール空港からの移動は車で3時間かかることとなった。

到着したホテル「ノーブルバリ」は初めての利用だったけど、施設も綺麗でスタッフも気が利く良いホテルだった。
時間がすでに遅くなっていたため、早々にダイビングの準備を開始。
この日は夜から観光班と合流することになっていたため、ダイビングといして2本リクエストすることにした。
トランバン初のダイビングはこの辺りでは一番メジャーなポイントである「沈船」。
二次大戦中に座礁した船が火山活動によって沈降。良い魚礁となっているポイントだ。
一本目はチェックダイブを兼ねていたので、軽く流す感じのダイビングとなり、船に付いたソフトコーラルやスカシテンジクダイ、ちょっと深場へ行ってピグミーシーホース、エグジット直前のクリーニングステーションでのんびりするバラクーダなど悪くはない印象だった。

一日目の印象を決定づけてしまった2本目。
ここトランバンは結構マニアックなダイバーも多いため、恐らく気を使ってくれたのであろうウミウシラッシュ(しかもすごく小さい!)。
これにはさすがに三人とも参ってしまい、この先のバリツアーに対して一抹の不安を感じる結果となってしまった。

19:00頃に観光班の到着を待って、事前に調べていた評価の高いレストラン「WAYAN RESTRUNT」へ。
結論から述べれば、これが正直このツアー内で最悪の食事となってしまった。
味も良くないし、オーダーは待てど暮らせど出てこない。
しかもバリ特有の潮風で寒く、心も体もひんやりとした食事となってしまった。(唯一向かいのバーから聞こえてくるライブだけが心のより所であったのかもしれない)
あとから聞いた話によるとどうもシェフか、有能だったアシスタントだかが独立してしまい、最近はあまり良くないという話を聞いた。
近いうちにバリへ行く方は恐らく避けた方が良いと思う。
2014年08月14日
ダイビング2日目はまだ月の出ている早朝から、今回のツアーの目玉でもあるカンムリブダイ狙いの早朝ダイビングからスタート。
早朝ダイビングは太陽の光がほとんどないため水中は薄暗く、そのためにかなり接近することができるので遠目に見るのとはけた違いの、「お前そんなにでかかったのかい!」みたいな迫力。
時間の経過と共にダイバーがどんどん増えてくるのでカンムリブダイは半分くらいで終わり、この日が初日だったメンバーもいたためか昨日と同じような感じで一通り流して一本目は終了。
昨日の2本目とはうってかわって、充実したダイビングとなった。

2本目は海況も落ち着いていたので、オプショナルのボートポイントへ。
ボートはバリ特有の船で、最大三人乗りという少なさ。
乗るまで実は手漕ぎなんじゃないかと疑っていた気になっていたエンジンは超小型のスクリューを搭載しており、小さな出力ながらもそこそこの速度が出ていた。
ポイントとしては明るい南国らしい雰囲気の海で、アカククリやアケボノハゼなど終わってみればここでしか見られなかった生き物が多かった印象だった。
ちなみにこの時にカメラと一緒に渡してもらおうと思っていてボートに残していたライトがそのまま紛失。
ダイビングを始めて最初に買ったライトなので諦めはつくものの、スーツケースといいライトといい、ちょっともやっとする結果となってしまった。
3本目はドロップオフへ。
この1本で印象的だったのはとにかくメアジ!
ギンガメがいないのは本当に残念だったけど、浅いところをグルグルと銀色の体を煌めかせながら回る姿は美しく、あんまりよくはないのだけど他の人を押し退けてかなり夢中になってしまった。
他はクダゴンベやタルマワシ、ピンクスクワットロブスターなど多くの生き物を楽しむ1本となった。
ちなみにエグジット直前で再びメアジに出会ったけど、また深追いしてしまったのは内緒だ。
昼食を挟んでからの4本目はコーラルガーデンへ。
ここの印象はとにかく生き物の量が多い!
南国の定番ヨスジフエダイや、アザハタの根、そこがクリーニングステーション化しているのか大量のエビが岩陰にいたりとテンションは上がりっぱなし。浅い場所にくると一面にイソギンチャク畑が広がり、クマノミがいたるところに。
しかもここの魚礁が人工的なものなのかかなり面白い形をしており、これと人を絡めてのワイドがまた面白かった。
ここで再びダイビング班とスパ班に分かれての行動。
僕は言うまでもなくダイビング班だったので、続く5本目はカンムリブダイ狙いのナイトダイビングへ。
ナイトダイビングは視界が狭い分、なんとなくアドベンチャー感が強く、今回のようにダイバーが多いと至る所にハンドライドの明かりだあるため雰囲気が何かのアトラクションのようになるので僕は結構好きだったりする。
目的のカンムリブダイは多くのダイバーに追いかけられていることもありあまり出会うことはできなかったけど、他にはカエルアンコウYGやハゼ、ミミックオクトパス?、種類は分からないけど大きな魚などを見ることができた。
これまでのナイトダイビングってあまり動かない生き物がメインだったからあまり気にならなかったけど、今回のような動くターゲットだと光量はストロボがあるからいいんだけど、フォーカスのためのターゲットライトをどう上手く使うかがポイントだよね。
光が当たっちゃうと逃げちゃう魚も多いから使いどころが難しいけど。
ここは今後も課題かな。
追記:朝から晩まで追いかけられてカンムリブダイさん、いつか過労死するんじゃなかろうか…。
スパ班と合流し、この日は前日に目を付けていた「Safety Stop(安全停止)」というレストランへ食事へ。
事前情報がまったくないまま行ったお店だったけど、値段が少し高めなものの美味しくてボリュームもあって、かなり高得点のお店だった。
ちなみにトランバン近郊はダイバーしかほとんど観光客がいないため、レストランもダイビング由来の名前を冠したお店が多かった気がします。
写真は全日程まとまってます。
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